陸上の長距離で自己ベストを出したい(スポーツ整体)
陸上の長距離の成績を伸ばしたいという事で来院したM君。中学3年生で、1,500mと3,000mの選手です。
一番最初に天翔整体に来てくれたのが4月。前年度に怪我をしていて、怪我が治ったあと、なかなか自己ベストが出ないという状況でした。ちなみに自己ベストは1,500mが4分24秒。3,000mが9分30秒くらいでした。県大会には出場できるけれど、それ以上は難しいというのも悩みでした。
最初の施術の時に感じたのが
①怪我をして痛めた箇所をかばった動きをしている事
②足首が固いこと
③膝の向きがちょっと外に逃げていること
でした。
1つ目の「怪我をして痛めた箇所をかばった動きをしている事」ですが
捻挫や骨折など、怪我をするとその痛めた部分をかばいます。そうすると、今度は反対側に体重をかけます。具体的な例を出すと、左足を捻挫した場合、左足をかばって右足に体重をかけます。そうすると今度は右足の負担が大きくなり、右足を痛める可能性がでてきます。逆のケースももちろんあります。
2つ目の「足首が固いこと」は
足首が固くなっていることで、走っている時に地面に接地する時にスムーズに足をつけなくなっていました。車やバイクでも、サスペンションが硬かったりすると、乗っていて不快に感じたりしなかったでしょうか?(今の人はあまり知らないかもしれません。昔のスポーツカーによくありましたが・・・)
足首が固いと、地面に足を着く場合にスムーズに着けないだけでなく、蹴り出す動きの時にもしっかり蹴る事が難しくなります。そこで持っているパワーを少しづつロスしてしまいます。
3つ目の「膝の向きがちょっと外に逃げていること」は
これはM君独特でしたが、走っている時に膝が外へ逃げてしまっていました。本来であれば、やはりまっすぐ膝が伸びた方が良いです。
人間の力はそれほど強くはありません。限りがあります。その限りある力をできる限り前への推進力に使いたいです。でも、まっすぐ足が伸びなければ、その分ロスしてしまいます。これは、かなりもったいないです。
なので、施術としては
・痛めた部分をかばう動きをやめるように、全体のバランスを取ること
・固い足首を緩めてあげること
・膝が外に向かないように矯正していく
という施術を中心にしていきました。そして、仕上げに全体の筋肉を連動して動かしていく事を意識させます。実はここがミソなのですが、これを言葉で説明するのは難しいです。ですが、これをやると一気にパワーアップします。
3度ほど施術をした後の大会で「自己ベストが出ました!」という報告をもらったのを皮切りに、定期的に施術に来てくれたM君は、着実に自己ベストを伸ばしていきます。4月の時点で4分24秒だった自己ベストが、7月の中体連では4分7秒台を出しました。なんと全国大会の標準記録を突破!それまで県大会以上には行けなかったのが、一気に全国大会に出場できたと言うことで、家族総出でお礼を言いに来てくれました(喜)
その後も定期的に来院してくれ、
自己ベストは
1,500mが4分24秒→4分7秒
3,000mが9分30秒→8分51秒
と大幅アップしてシーズン終了。
本人も満足そうな表情でした。こういう顔を見るのが結構楽しみだったりします。
・スランプで悩んでいる
・怪我のあと記録が伸びない
・自己ベストが更新できない
などでお悩みの方は、歪みがあって、うまく身体を使えていない可能性が高いです。
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