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フランス行ってきましたその5

2020年02月20日 カテゴリ:
test

フランスに行ってきました


フランスに行ってきましたその2


フランスに行ってきましたその3


フランスに行ってきましたその4


 


ルーブル美術館の続き。



天井もすごい





普通に歩いている人ですら絵になる。



しかし、本当に尋常ではない広さです。この時点で休みなく2時間ほど歩き続けていますが、最低でも見たいと思っていたミロのヴィーナス・ニケ像・モナリザ・ハンムラビ法典の碑文のうち、ミロのヴィーナスしか見れていない。13時に入ったのですが、閉館までの18時までの間に回りきれるか不安になってきました。



こんな部屋が数十、下手すると数百あります。調べてみると、ルーブル美術館の敷地面積が73,000平方メートル。サッカーのコートが7,100平方メートルとのことなので、サッカーコート10面分の敷地の中の建物が迷路状になっている!しかもそれが地下2階から3階まで、5階建て!サッカーコート50面分!笑


 



名前はわからないけれど、気になった絵を写真を撮っていきます。写真は自由に撮ってOK。




モナリザ。モナリザの前だけ大行列でした。





 


すごいのは、こういう感じで絵の前に大した柵がないこと。触りませんが、触ろうと思えば簡単に触れることができてしまう。美術品に対しての考え方、理解の深さを感じます。



 


ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」。この絵を見たとき、「あ、教科書に載っていた絵だ」という感覚で、絵のタイトルはうる覚えで、作者も誰だか思い出せませんでした。



でも、この絵を見ていて、自然と涙が出てしまいました。教科書で見ていた時には気が付きませんでしたが、女神の下には死体が転がっています。フランス革命を題材として描いたこの絵から、覚悟というか、気迫というか、言葉には出せないものが伝わってきました。しばらくの間動くことができず、呆然と絵を見ていました。


その当時の人達が、どれだけの覚悟で革命を起こそうとしたのか・・・。そういった事が、絵から伝わってきました。と、同時に、「自分はそこまで真剣に生きているかな」とこれまでの人生が映画のエンドロールのように頭の中でグルグル回ります。


なんなんですかね。教科書などでは見ていたこの絵を、実際に見た時に伝わってくるこの感じは・・・。「印刷された物を見た」のと、「本物を見た」のとの差。圧倒的な本物。有無を言わせず伝わってくるこの感覚・・・。


 


近頃はネットで調べれば、すぐにいろいろな情報が出てきます。で、そこで調べて、全てわかったような気になってしまう・・・ということが自分の中で多くなっていました。でも、ネットで見るのと、実際に見るのとでは全く違う。これは行動してみないと、動いてみないとわからない。


ルーブル美術館を見ようと思ったのも、興味があると言うよりは正直なところ「名前を知っている作品があるなら、ちょっと行ってみようかな」くらいの軽い気持ちでした。そのくらい軽い気持ちで行った美術館で、まさかこんな気持ちになるとは・・・。


 


「これからは、もっといろいろな事に積極的な気持ちになろう」「実際に体験する事を多くしよう」と思いました。チャレンジしてみないとわからないことがたくさんあります。あれこれ考えずに、ポンといってみたり、やってみることが価値になるんだと、ルーブル美術館に行って気が付きました。


この感覚は仕事でも一緒だな・・・。体験の数を増やす。頭で考えすぎずに、行動してみる。本物を見に行く。まだまだやれてない事がたくさんあります。そう考えると、仕事でも人格でも、まだまだ成長できる部分だらけ。伸びしろしかない。「もっともっと成長したい・・・」素直にそう思いました。


 


まだまだ心が惹かれたものはたくさんありました。


ナポレオンの戴冠式



 


これは名前わからず。



 


ニケ像。



手で触ろうと思えば触れそう。



 


天井もすごい



 


太陽神アポロンの間。写真がボケてしまった・・・。悔しい。





 


マリー・アントワネットが使っていた調度品など。






 


ナポレオン3世が住んでいた部屋。




ここに住んでも落ち着かなそう・・・笑


というか、この時点で夕方だったのですが、ちょっと暗くなり始めていて館内の雰囲気も少し怖くなってきていました・・・。この中に絶対住みたくない。ナポレオン3世、よく住んでたな・・・。



反対側の人と会話できなさそうw



 


途中にはきれいなステンドグラスがありました。





 


中庭でなんとなく気になったので撮った写真。ボケてます。


左端は「マルリーの馬」という有名な彫刻なんだとか。しっかり見ておけば良かった。



 


この時点で午後5時を過ぎていました。見たいと思ったもののうち、残すはハンムラビ法典の碑文のみ。しかし、広すぎて方向感覚は狂うわ、4時間以上歩き続けた事で疲れも来るわで、気力がかなり削がれていました。しかし、ここで見逃したら絶対後悔する。気力を振り絞って歩きます。一人で来て良かった。2人以上で行ったら休憩無しは無理そう。


 


途中で迷ってしまったので、首から身分証をぶら下げている係員に「ハンムラビ法典の碑文はどこ?」と聞きました。すると返って来た答えは「ライト(右よ)」の一言。「おいおい、説明雑だな」とちょっとツボりながら、係員に聞きまくります。みんな「ライト」「レフト」など、一言しか言わない(笑)


18時閉館なので、焦る気持ちが出てきて、小走りしたりします。


そしてようやく、目的のハンムラビ法典の碑文へ。


5分でわかるハンムラビ法典



人がいない(笑)


裏面には「目には目を、歯には歯を・・・」で始まる有名なハンムラビ法典がびっしり書かれています。うむ、読めない。



今から4千年近くも前に、法律を整備して国を治めていた・・・のが、想像できるようなできないような。人類の歴史を感じました。


 


ここで気持ちが切れました。もう歩けない。


13時に入って、ほぼ休みなく5時間ほど歩いて、ようやく最後の目的の物が見れた。「これで思い残すことはないよ、パトラッシュ・・・」と天に召されそうになりました。


美術館の出口で、しばし呆然。


20分ほど休憩し、外へ。


外は夕方。どんどん暗くなっていきました。





宿までどうやって帰ろうかと考えた時に、ちょっと迷いましたが歩く事にしました。


宿までは5キロほど。タクシーも考えましたが、前日に仲間がタクシーでぼったくりにあったこと、手持ちのお金が心許なかった事などから「まあ、町並み見ながら歩けばいっか」とテクテク歩きだしました。


 


栄養補給(笑)



ルーブル美術館で5時間、ホテルに帰るのにさらに1時間、よく歩いたなと思いましたw


カルティエ本店?




こういう町並みを見ながら帰ります。







ホテル到着は7時頃。


そのままベッドに倒れました(笑)


 


その6へ続く